*世界観*
魔法と科学が融合した世界。
しかし魔法と科学を融合した世界であっても人を完全な形で
蘇らせられる事はなく、人々は得体のしれない魔物に日々怯えている。
そんな世界において上級魔法使い、特に魔法使いの中でも召喚士は
貴重な存在で、子供たちの憧れの的である。
…というのも召喚士になるには召喚獣に己の強さを認めさせ、
血と血で契約を結ぶため、より強い魔法や魔力を有す
必要があるため。
召喚士となった者は、召喚獣に魔力や己の血を与えることで
より強い召喚獣にすることが出来る。
*生き物*
人族…人間。時に魔法や魔銃を使い魔物から身を守っている。
魔獣…所謂モンスターという生き物で、余程の事がない限り
襲ってはこない。
ドラゴン…召喚士ならば誰もが憧れの魔獣。
その強さはSランク。
魔物…人語を解し、人に化け、人を喰らう。
群れで活動することは極めて少なく、中には体を持たず、
人にとりつくゴーストタイプもいる。
悪魔…伝説。誰も見たものはいないとされるが、
唯一目撃されたのはフランバル消失事件のみ。
*主に登場する国や地名*
◆アルバロン国(王都シャダルフォールド)◆
大きな国で主に魔法武具の交易が盛ん。
普段は見えないが天空に巨大な城が聳えている。
城には王族と少しの貴族たちが暮らしている。
◆クラキ村◆
一部でしか採れないクラキ草という強い魔力を秘めた、主に魔法防具に
使われる原料が村の名産。
春間近になると一斉にラベンダーのような花を咲かせるクラキ草は
その昔王殺しの際に使われたため、
別名「死を呼ぶ花」とも呼ばれ不吉がられていた。
◆テニ村◆
「死の谷」の底の崖に村がある。
普段は精霊達や大精霊エルダの放つ霧によって守られている。
信仰心厚いエルフ達が暮らしており、禁域に不用意によそ者が
立ち入れば死刑が待っている。
◆タミアの街◆
大して大きな街ではないが、交易が盛んでここで手に入らない
ものはないと言われるほど。
主な名産はお酒と魔法武具。
軍事基地もある。
また、貧富の差が激しくもあり、地下街はスラムのよう。
竜族の集落も昔存在していた。
◆ガルド◆
???
◆フランバル国跡地◆
「死の谷」から少し離れた地にそれはある。
「死の砂漠」と呼ばれるその地は草一本生えることはない地。
元々は小さいが裕福な国であったが、
悪魔に魅入られた王の暴走のため、当時フランバルの
魔法騎士だった「蒼き稲妻」によって消滅した。
*主な職業(魔道士、剣士等)*
*魔道士*
一般的な魔法使い。
魔道を志す者なら、誰しも通る道。
基礎の基礎から、それを応用した凄い魔法もあり、一言に魔道士と
言っても幅広い。
*召喚士*
その名の通り、魔獣を召喚する。
でも、魔獣を仲間にするには技量を試される為に、ある程度の魔法は
修得しなくてはならない。
*精霊士*
主に元素等を司る精霊を仲間にする。
しかしそれ以前に、例外を除き心が綺麗な者でないと精霊自体
目にするのが難しい為、資質を問われる。
心が優しい者が多い為、回復系に長けた者が多い。
*魔銃使い*
魔力を込めた弾丸を用いて使う銃使い。
身体への負担は少ないが、反動が多少大きい為、一度外すと
短距離なら剣より弱い。
魔法が使えない者が多い。
*魔剣士*
その名の通り魔法と剣の合体技を繰り出す。
ある程度の魔法の技術と剣の技術が必要。
また、その技は強い魔力を必要とする為、身体への負担が大きい。
*剣士*
剣を扱う戦士。
本来は騎士の王道ですが、魔物には魔力を使わないと
勝てない為、あまり意味が無い。
が、魔剣士を目指すなら避けては通れない道。
*エレメンタル・ストーンとは*
主に採掘で入手できる魔力増強具の一つ。
純度が高く、澄んでいる物ほど強い魔力を宿すが、その分
身体への負担も大きくなる。
一部の魔獣や魔物からも入手できるが、その場合は殺さないと
とる事が難しい為、呪いがかかった物が多い。
ただし、呪いのかかった物は強い魔力を宿すものが多く、
闇魔道士の間で高く取引される。